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2020年5月15日 (金)

おうち時間「そうだ!ルアーを作ろう!」⑬ダメージカラー研磨

いよいよ、ダメージカラーを作る研磨です。こんなカラーを目指します。

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慎重さが必要ですが、楽しくて仕方がない作業です。コツはひとつだけ。削りすぎないことです。

【研磨(ダメージカラー)】

まずは塗装後に2日以上乾燥させたルアーのアイについた余分な塗料をデザインナイフで削り落とします。だいたいで構いません。研磨に使うのは1000番の耐水ペーパーです。

削っていくうちにペーパーに削れた塗料がこびりついて削りにくくなります。このため、水でペーパーについた塗料を落としながら進めます。塗料が付いたまま、力を入れて無理やり削ると削りすぎることがあるので注意してください。

準備に入ろうとしたところで問題発生。レッドヘッドは大丈夫だったのですが、グリーンバックが…。

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シワが入ってしまいました。これは、下層の塗料の乾燥が不十分な時に発生します。下層と上層の乾燥の早さの違いから塗料面の縮み方に差が出てしまいシワが入ります。問題は、その現象がどこで起きているのか。ダメージカラーの多色塗りで起きているのなら、縮みの部分を中心的に削ることで修正が可能です。問題は、ベースの白だった場合で、このケースでは深い層までシワが入っているため、最悪、ベースの白まで戻って(削って)やり直しが必要になります。やり直さないと、徐々にシワが広がった上で表面が割れてしまう場合があります。下の写真は、シワが割れてベースの白まで露出した例(レジンとセルロースセメントで穴埋めしてあります)。

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どちらなのか、ここが問題です。

そこで、ひとまず、問題のないレッドヘッドの研磨から。

まずはマスキングした境のバリを削り落とします。これをしっかりやらないと、この後、ホログラムシールを貼ったときに段差が出てしまいます。このため、ベースとの段差をしっかりなくします。

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次にルアーの角から広めに優しく徐々に削っていきます。鋭角に深く削ると表面が凸凹になるので注意してください。削っていくと、年輪のような模様が出てきます。

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見た目を際立たせるコツは、黒や青など濃いめの色を多く残すように削ることです。コントラストが出た方が、よりダメージ感が出ます。

それともうひとつ。ルアーの前後に伸びる形で削ることです。ルアーに対して直角になる模様より、前後に伸びる模様の方が躍動感が出ます。特にティアドロップの形でルアーのヘッド側にティアドロップが落ちる側、テール側にティアドロップの上側(細い方)を配置すると躍動感が際立ちます。

ルアーの左右のバランスは、あえて非対称にします。

削っても無駄な所もあります。目のシールとボディのホログラムシールを貼るところです。ここは適当に済ませます。

削る際は塗料を塗った順番を思い出しながら進めます。2度目の黒が出てきたら、あとはベースカラーのみです。これ以上は無理して削らない方が無難です。

そしてレッドヘッドの作業終了。

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問題はグリーンバック。

ひとまず、マスキングのバリを削ります。

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そして慎重に、シワの原因を探りながら削っていきます。原因は、ベースの白の可能性が大きいことが分かりました。ただし、塗料の浮き上がりなど最悪の状態は免れていたようなので、このまま作業を続けることにします。

グリーンバックのコツのひとつが背中の部分。さわる程度の優しさで表面のグリーンをまだらになるようにわずかに削り落とすと、よりダメージ感を演出できます。

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シワの部分も何とか加工。

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これでひとまず、研磨は終了です。

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このダメージカラーですが、カラー自体が釣果へのプラス要素があるかどうかを考えると「多分、意味はない」と思います。

では、なぜ、こんなに手を掛けてダメージカラーを作るのか?それは、前にも書いた通り「納得できるハンドメイドルアーが釣れるルアーになる」と言うことからです。

手を掛けて納得できるまで作り込んだルアーは、なかなかバイトが得られない時でも信じて使い続けることができます。その結果、使い続けることでヒットに結び付くことがあります。その瞬間にそのルアーは「厳しい状況でもシーバスを引き出せるルアー」に昇格します。信じられるルアーは出番も増えて、様々なシチュエーションで試すことが出きるようになります。その情報をルアーの操作や次に製作するルアーの計画に反映することができます。こうしたプラスのサイクルに乗せるためには、やはり「納得できるまで作り込んだルアー」が必要になります。

ハンドメイドルアーにチャレンジしたけど釣れないから作るのをやめた、と言うケースは、こうしたプラスのサイクルに乗れなかったことだと思います。

だからこそ、納得できるルアーを作ることが大切なのです。

実際にYATAも納得できるルアーを使い込んだことで、ある干潟のあるシチュエーションでは「このルアーで釣れなければシーバスは絶対にいない」と自信を持って言えるパターンがいくつかあります。そんな納得でき信じられるルアーがダメージカラーです。しかも、ダメージカラーそのものと言うより、ダメージカラーを作り出すように丁寧にしっかりと作り込んだルアーだと思います。

次は、ホログラムシールの貼り付けです。ただし、シワがさらに入る可能性もあるので、数日は乾燥させて様子を見ることにします。

(⑭へ続く)

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