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2012年11月21日 (水)

カヤック改造・ストレージ・その5「穴あけと溶着方法・強度実験あり」

改造の4歩目。
傷口もくっついてきて、カヤックの改造作業を再開。

今回以降、少しはHow to的なことを書いていくので、もし無謀な改造や破損個所の補修をやってみようと言う人がいれば参考にしてほしい。

まずは、ストレージ部分の撤去。

怪我対策で、今度は皮手袋を着用。
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しかし、ホットカッターでの作業は捗らない。
もしかしてと思って、大型のカッターをあててみると…サクッと切れた………。

いったん穴を開けてしまえば、その後は、カッターで簡単に切れることが…ここまできてわかった。
遅すぎだが…。

この後は、簡単に作業が進む。

ストレージの部分を完全に切り取った。
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手前にあるのは、切り取った部分。

切り取りの際は、ストレージの位置を低くするため、これまでの面より下側まで切り込んだ。
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Report120812kayakkai03

ただ、切り取った面が、ストレートになっていない。
形を整えないと、平面の板を溶着することができない。


そこで持ち出したのが…。
Report120822kayakkai06
このアルミプレート。

アルミプレートをコンロで熱して、切断面に押しつける。
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切断面を融かして平面化していく。
Report120822kayakkai03_3

Report120822kayakkai02

大変なのはここから溶着が待っている。

まずは、1月の作業で融けて薄くなってしまった右舷側のストレージの土台部分の補修。
薄くなった部分を切り取った。
この部分に、ストレージの上部の平面部分から切り取ったパーツをあてて溶着する。

溶着には、はんだゴテを使った。

方法は次の通り。別部品で説明する。

まず、接着する板同士の形を整える。
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次に、溶着する面にカッターでキズをつける。
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これは、ポリエチレンの表面にできる皮膜のような部分が溶着を阻害するという話があったので、その対策だ。

次に、溶着する面を合わせて、接触面の数か所にはんだゴテを刺す。
これで簡易の溶着状態を作る。
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刺した部分は穴が開いているので、次に細く切ったポリエチレンを溶かしながら押し込む。
このときに、穴の表面も融かして混ざるようにする。
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一つ目の穴からやや間隔をあけて穴をあけていく。

さらに、穴と穴の間で、同じように溶着をする。
これをくり返して、溶着する面の全体が溶け合うようにする。
Report121118kayakkai23

気を付けなければいけないのは、近い穴を連続して融かさないこと。
近い穴を連続して加工すると、周辺の温度が上がりすぎて、融かしている場所以外も全体的に溶け出してしまう。そうなると、その部分が流れ出して薄くなったり、最悪、大きな穴になってしまったりするので注意が必要。間隔をあけながら、行ったり来たりするように溶着を進める。

ちなみに、この溶着方法。強度は、本当に大丈夫?と思う人もいるのではないだろうか。
そこで、こんな実験をした。
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先ほどの溶着例のパーツに穴を開け、片方に3kgの鉄アレイを結び付ける。
そして持ち上げると・・・。
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接合面は、まったく問題なし。
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適切に溶着すれば、強度上の問題はあまりないことが分かってもらえると思う。
ただし、これは、あくまでも比較上の問題であって、切断+溶着はしないにこしたことはない。

そして、溶着する時には、ちょっとした問題がある。
それが、根気と臭気。

根気は、間隔を開けながらの溶着方法で手間がかかるため。
ただ、この根気は難なくクリアーできるが、臭気は深刻。
ある意味、有毒ガスが立ち上る。窓を開けた上で、扇風機で空気の流れを作り、換気扇を全開。吸い込まないように気を付けながらの作業を進めた。

ところが、さらに問題が浮上。
ストレージ上面の部材が見つからない…。

このあと、部材探しで時間を浪費する。



(続く)





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コメント

溶接のお話読ませていただき気になったのですが、私がくっ付けたものとは材料が違うかもしれませんが、ヒートガンで水道パイプとか下水用パイプの溶接に使っているもので溶接用の溶接棒を売っております。以前カヌーのアウトリガーを下水パイプで作るとき斜めにカットしたところの穴を塞ぐために溶接で塞ぎました。ヒートガンがあればバイクやさんでカウリングの捨てるのをもらってきて細くカットすれば溶接棒の代わりでくっ付きました。

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